第1回は、成宮由愛ちゃんについてです。
先日、とある由愛Pさんからとても完成度の高いダイマ資料をいただき、気になった点がありました。
それは、由愛ちゃんと「色」についてです。


まずは、基本情報をおさらいします。
成宮由愛ちゃんは、滋賀県出身の13歳の女の子。
趣味は写生と水彩画。名前は間違われがちですが、「ゆあ」ではなく「ゆめ」です。
彼女のイメージを聞かれた時、まずはスケッチブックが頭に浮かぶ人はかなり多いかと思います。
実際に、スケッチブックと画材は常に持ち歩いているという発言も見られました。

そんな由愛ちゃんは、各所で「色」に関する発言をしていることがとても多いようです。
(先述のPさんからの情報)


プロデューサーとの出会いは、親に勝手にオーディションに応募されたところから始まります。
由愛ちゃんはそこで、絵を人に見せるのは怖い、絵は私と同じだから、と話していました。

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由愛ちゃんにとっての絵は、思い出を残しておくために描いたり、自分の頭の中で想像したことを描くものであり、それは由愛ちゃんにとって、由愛ちゃんそのもの。
つまり、絵を見せることは、由愛ちゃんにとって、自分をさらけ出すことであり、大きな抵抗感があったのでしょう。

しかし、その後の宣材写真撮影の際、撮られることを怖がる由愛ちゃんに対し、プロデューサーは、

「由愛という真っ白なキャンバスに(絵を)描くんだ」

と声をかけます。この言葉で、由愛ちゃんはアイドルとして一歩を踏み出す勇気が出ました。

その後、ステージでの朗読会という仕事を貰ったことが、由愛ちゃんの大きな成長のきっかけとなります。
多くのお客さんを前にステージに立つことを不安に思う由愛ちゃんに、プロデューサーがまた声をかけました。
頭の中で、ステージの景色を思い浮かべる。そこにいるのは、優しい顔をしたお客さんと、穏やかな表情をした由愛ちゃん。
そのイメージを本当の景色にする。その思いでステージに立ち、無事朗読会を終えることができたのです。


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それまでの由愛ちゃんは、自分の中にあるイメージを表に出し、自分の内側を見せることを恐れる内気な女の子でした。
しかし、アイドルの世界に入り、人に見られること、人に自分を表現することについて考えるようになります。

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絵に色をつけるように、自分というキャンバスに色を付ける。
これは、例えば歌やダンス。
笑顔、怒った顔、泣き顔。
幼い面や、しっかりしている面、お茶目な面だったり。

それまでは由愛ちゃんの中にあった、見せることのなかった色んな面を、表に出して表現していくこと。
イメージの世界に溢れていた色を、今度は外の世界で、自分を表現することに使う、ということなのだと思います。

また、由愛ちゃんはこんな発言もしています。

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色を重ねると深みが増す。

これは、由愛ちゃん本人にも言えることではないでしょうか。
由愛ちゃん自信を、自分というキャンバスに、たくさんの色を重ねて表現する。
そうすることで、人間としての深みが増す。幼いながら、そのことを理解していたのかもしれません。

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由愛ちゃんにとって、何かを経験することは、自分という存在を表現する「色」を増やしていくことなのでしょう。


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由愛ちゃんは、自分の中のものだったイメージを、由愛ちゃんというキャンバスを通して、ファンの人に伝えたい、と思うようになりました。
これは、由愛ちゃんが自分の殻を破り、アイドルとして成長した証であると言えます。


由愛ちゃんにとって色とは。

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様々な経験を積み重ねて、得ることができた、自分の強みや新しい一面。
そして、それを絵を描くように重ねていくことが、アイドルとして人前に立って表現することなのだと思います。

これからも、もっと色々な経験をして、たくさんの色を知ってほしい。そう強く感じさせてくれる少女のこれからに期待です。



ここで、成宮由愛ちゃんについてのお話は一旦終わりとします。
思った以上に薄い内容になってしまいましたが、より深く掘り下げるのはまた機会を改めてたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。